昭和レトロを満喫 ― 2016/05/01 15:19
ここ1~2年ほど休みらしい休みも取れず、今年のGWは久々に長期連休が取れそうだったので、ちょっと濃いめの昭和レトロと和を感じる温泉旅行に行ってきました。
本当は家族で一泊旅行に行ければ良いのですが、うちには猫がいるもんで日帰り。
ペットホテルを利用するとか、猫も一緒に連れていければ良いのですが、なんたってゲージに入れると、ものすごい大声で、不安そうに鳴きまくるので。
(ゲージイン=動物病院に連れて行かれて一泊させられるトラウマ)
4月30日。 朝7時前くらいに家を出発したのですが、圏央道も関越道も、ほぼ渋滞なくスムーズに走って、朝8時半前には最初の目的地である渋川伊香保に到着。
渋川伊香保は、以前一度だけ来たことがあるのですが、その時は石段の途中からだったし、ゆっくり見て回る余裕もなく、大混雑した汚い温泉に短時間だけ浸かって帰るという悲惨な一日だったので、改めて来ました。
数が少ない市営駐車場が塞がってたらどうしようかなーとか思ってましたが、石段下真正面の市営駐車場が普通に空いていたので、普通に駐めて出発。 幸先が良い。
まだ、GWには少し早いからか、それとも8時半だからか、人が少ない。
家族も私も、混雑してるところは大嫌いなので、これはいい。
さっそく黄金の湯がお出迎え。 上の写真は来たばかりの時、下の写真は1時間半後に降りてきた時に撮った写真。 ご当地キャラの「いしだんくん」が現れました。
朝8時半の石段街の店は、まだすべて閉まってます。
まずは最初の目的地は、てっぺんの伊香保神社。
家族の足のペースに合わせて、休みながらゆっくりと登るので、景色をじっくり楽しめます。 店や路地を見ながら、帰りにここに寄って行こうとか。
それと、伊香保といえば廃墟も多い。
繕った昭和などではなく、生の昭和時代の建物が廃墟となり、そのまま手付かず放置され至るところに残っているのです。 そこからノスタルジーを感じることができるのも、この街の良いところです。
さて、まだ時間的に、観光客も増える前なので、完全にマイペースです。
で、スムーズに伊香保神社に到着。
前回は、せっかく目の前を通ったのに、ここにすら寄らなかったので、
手水舎で手と口を洗って、お参り。
神社の裏手に回ると、最奥の伊香保温泉露天風呂へと繋がる道があります。
そこは前回行ったので、今回は行きません。
今度は階段を降りはじめます。
石段街の店もちょうど開店して、賑わいはじめました。
色々な店を見て回るのですが、まずは勿論、勝月堂の湯乃花饅頭。
帰って食べる分と、ご近所様の分と、バラで食べ歩く分を購入。
熱い皮が指に貼り付くけど、アツアツが美味しい。
最初の温泉は、この足湯。 岸権旅館さんの辰の湯。
無料で利用できる、黄金の湯掛け流しの贅沢な足湯です。
実は、当日ここを通るまでは存在すら知らなかった足湯です。 登りの時はまだガードされてて利用できなかった気がするのですが、降りてきたら利用できるようになっていたので、入らせていただきました。 数分足を温めるだけで全身がホカホカしてきます。 タオルが少し黄色くなりました。 これも伊香保温泉の醍醐味ですな。
上からの眺めも良いです。
食べ歩き第二弾。
玉こんにゃく。
いや、これは歩いてないです。 足湯で暖まった体に、気持ちの良い太陽、心地よい涼しい風、下の風景を眺めながら、ゆっくり食べました。
で、最後は当然温泉なのですが、実は、ここに来るまでどの温泉に行こうか最後まで決まらなかったのです。 何故かというと、利用時間が合わない。 今は朝10時なのですが、どの日帰り温泉も11時から利用可能とか。
石段下の休憩所で色々調べ、最終的に、ここに決めました。
伊香保グランドホテルの黄金の湯館。
他の温泉に比べて料金が安いのと、白銀の湯が無いのと、ネットの口コミを見ると微妙な気もしましたが、朝10時~翌朝9時まで利用できるので時間もピッタリ。 空白時間に掃除等をしているだろうから、朝10時に来れば綺麗な温泉に入れるのではと。
早速行ってみたら、そこそこの広さの2槽の内湯と、若干こぢんまりしてるけど屋根のない露天があり、なんと客が4人くらいしかいなくて、手足を広げてのびのびと入れました。 湯温は、私の好きな少し温め。 恐らく40~41℃くらいでしょうか。 黄金の湯にじっくり30分以上入ってきました。(>▽< )
残念なのが2点。
かなりマナーの悪い客がいたこと。 友人同士2人だと思うのですが、大声で騒ぎまくるわ、桶に汲んだ真水をぶっかけ合ってるわ、酷いものでした。 その2人、私より先に温泉に入っていたのですが、後で体を洗っていたので、もしかしたら体を洗わずに入っていたのではないかと。
もう一点は土産屋。 店員さんというよりホテルの人でしょうけど、じっと立っていて、目の前の廊下を歩きにくいのと、土産物を見ていても落ち着かない。 土産自体も在り来たりなものばかりで目を惹くものがない。 地味に残念なところはありますけど、お湯自体は悪くないので、また利用したいです。
温泉街をあとにして、水沢寺の近くにある元祖水沢うどんの田丸屋へ。
まもなく12時という時間で、多くの客が居ましたが、客の回転が早いのか十数分程度で名を呼ばれ、個室のようなVIPな空間に案内されました。
布袋様福膳 胡麻つゆ。
撮影はマナー違反かもしれませんが、これは一つの作品として、撮りたくなる。
特徴的な三角形の笊。 中央が盛り上がっていて一見すると上げ底のようにも見えますが、これは茹で立てのうどんの水切りに最適な形状で、昭和30年代頃から、特別な竹細工職人に作ってもらっているとのこと。
ツルッと瑞々しいのにコシのあるうどんと、うどんによく絡む胡麻だれの相性が良い。塩をつけて食べる山菜・舞茸天ぷらも風味が良いです。 舌もお腹も満足です。
次の目的地は、田丸屋から2kmほど南東に向かった先にある
伊香保おもちゃと人形 自動車博物館。
メインはなんといってもココです。
昭和の商店街をイメージしたコーナー。
昭和時代を思わせる、ありとあらゆる古いものを集めた濃ゆい空間です。
入り口から早速、私の大好きな傘電球。
スマートボールが遊べます。
入れるとオモチャがもらえるらしい。
絵は昭和っぽいけど、ポップ体文字はいただけない。
あと300円は今の相場ですな・・・。
良すぎる。 この空間。
テレビは、外見だけ古くて、中身は液晶テレビっぽい。
長い掃除機とか、うちにあったかも。 下の洗濯機も、昔近所にあった記憶がある。
というか、手回し脱水の洗濯機のオモチャを持ってた。
懐かしすぎて泣けてくる。
上のは、商店街というより、昭和後期まであった秋葉原っぽい感じが。
高架下のパーツ商店街とか、こんな感じのいっぱいあった気がします。
古い看板や、映画のポスターもたくさんあります。
地味に不気味なカルピスの看板とか。 所々おかしいのでレプリカっぽいけど。
なぜか無くて残念なのが、大村崑さんのオロナミンCの看板がなかったこと。
あれは外せないでしょう。
想定外に嬉しかったのが、私が大好きなザ・ドリフターズのプロマイド。
荒井注さんの時代のお宝です。
屋外にも懐かしいものが沢山あるのですが、小池にいた鯉を撮影しようとしたら、近付いてきて、大きく口をパクパク始めました。 申し訳ない、御飯は持ってないのです・・・こんなに人なつこい鯉もいるんですな。
リス園。
100匹くらいリスがいるらしいのですが、1匹しか見られませんでした。
ほかにも色々とじっくり見て回りましたが、
何もかも、内容が濃すぎてキリが無いので次へ。
駒寄PAから関越道に入り、花園へ。
ここで、いつも行っている花園直売所へ行ってきましたが、午後3時近くなので当然期待はしていませんでしたが、案の定、ろくな野菜が残っていなかったので、今回は何も買わずに男衾方面へ。
そして、本日最後の昭和レトロ。
埼玉県ときがわ町にある、玉川温泉へ。
入り口から三輪自動車と傘電球、瓶コーラの自販機、映画の古い看板などがお出迎え――なのですが、これは、来る順番を間違えましたかね・・・伊香保おもちゃと人形 自動車博物館の、あまりにも濃ゆすぎる昭和レトロを満喫した後では、とても薄味に感じる・・・。
ただ温泉は素晴らしい。 天然源泉を30分に1回大量投入する循環掛け流し方式を採っているらしいですが、トロッとした感じと、出たあとのスベスベ感が凄い。 私はちょくちょく近くの道を走っているので、これからは帰りがけに寄ってこようかと思います。
てことで戦利品。
特に興味はなかったので、キューピーは色を塗ってきませんでした。
仕事柄、全国のいろんな工場に出向いて、自動製造機械を見ますけど、キューピー人形ができあがるまでの行程を見ると、ちょっと悲しくなるかも・・・。
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