生メタルマスク ― 2018/09/21 21:38
リフローと自作デジタコ修理 ― 2018/09/24 18:12
いつも頭を悩ませる、表面実装リフロー用のメタルマスク。
ところが近年メタルマスクもついに敷居が下がってきて、随分と発注しやすいお値段になってきたので、今回初めて作ってもらいました。
今までは、OHPシートにレーザープリンタでパターンを印刷して、銅板の両面に転写して、塩化第二鉄でエッチングしてました。 成功率があまりにも低く、まともに使えるメタルマスクを作るのに数回作り直しが必要という・・・。
この塩化第二鉄も、文具屋を中心に、あちこち探し回りました。
まだ品数が少なかった当時のジョイフル2では、「エッチング液ありますか?」と女性従業員に聞いたら「エッチな液ありますか?」とでも聞こえたのか、何とも言えない反応をされた苦い想い出が。 最終的に池袋駅の文具屋でようやく見つけましたが、量が多すぎて余りまくり。 中和しないと捨てられないのでホント大変です。
これやる度に、数十万円もする高出力レーザーカッターを買っちゃおうかなとか、カッティングプロッター買っちゃおうかなとかプリント基板を彫ってくれるCNCに手を出しちゃおうかなとか、死ぬほど葛藤しまくるのですが(それくらいエッチングは大変)、ついに小遣い程度の金額でメタルマスクが作れるようになっちゃいました。
葛藤によく耐えた。
今回の基板は再発注で、遙か以前の発注分はまだ使い切ってもいないのですが、まあ焼きやすいよう若干改良も加えて、メタルマスクが目的で再発注です。
早速試してみたところ、ソルダーペーストの抜けが良い!
基板に乗る半田の量も丁度良くてリフローし易い。
面付けで1枚の基板に4個のパターンを作っているので一度に4個の基板を作れるのですが、これを2回、計8個の基板がノーミスで作れました。 これは嬉しい。
しかも依頼はしていなかったのですが、先方が面付けに気付いてくれて、V-CUTを入れてくれました。 約13cmの細長い基板なので思ったより硬かったけど、素手で折れるのはすごく嬉しい。 いつもはサーキュラーソーで地道に切っていたので。
ということで、難なく完成。
今年の猛暑で、自作デジタルタコメータ-の瞬間燃費グラフバー(右下の赤いLEDアレイ)の調子がおかしかったので、早速モジュールを交換。
ついでに、2mm厚のアクリル板を曲げただけで作った筐体も、今年の猛暑で元の形(平面)に戻ってくるという情けない状態だったので、アクリル板を1mm厚にしたうえで、ネジで固定するようにしました。 2mm厚以上はなかなか曲がらないけど、1mm厚の加工はすげー楽です。
まあ、デュアリスもあと2年乗るか乗らないかというところかもしれないので、自作デジタコで遊ぶのもこれが最後ですかねぇ・・・。 車を乗り換えてもCANの情報を拾って表示する機器としていくらでも再利用できますけどね。
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