大文字デジタル時計また作成2020/12/30 21:30


今からちょうど10年前の2010年の年末から翌年元日にかけて、大文字デジタル時計を作っていました。 今も時を刻み続けており大変重宝しています。 当時はプリント基板が個人では高くて作れなかったのでまな板で作りました。

まな板デジタル時計

その2年後、プリント基板が個人でも安価に発注できるようになり、プリント基板化して2台目を作成。 その発注単位が最低10枚だったので9枚余っている。

年末に電子部品を整理していたら、もう一個作れそうな部品在庫がありましたので、リハビリがてら3台目を作ってみました。 といっても作業は半田付けのみですけど。

大文字デジタル時計作成

半田付けだけなのですが、やっぱり大変でした。 特に160個ものLED。
秋月で買った500本入りの黄色LED。 3台作って480本使用。 当初の制作中に実験用途で消費したり失敗したものもあって残り5本。 交換用在庫には丁度良い残数。

使わない電子部品って無駄に増えていくんですが
なんか珍しく使い切ったような清々しい気分です。

大文字デジタル時計作成

しかし今回最大の問題だったのは、使用したUSBハンダゴテです。
今まで使用していたUSBハンダゴテが最高の使い心地だったのですが壊れまして新調したんです。800円。 瓜二つですけど中身が全然違う製品だったんです。 なんたって熱が弱くて安定しないので、半田不良続出。

終盤に気付いたのですが、電力の供給源(USBハブ)が原因ではないかと思い、高出力のUSB電源アダプタに変えたのですよ。 そしたらコテ先が熔けましてね。

この時計1つ作って壊れました。

貧乏人あるある、安物買いの銭失い。
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ヘッドライト完全復活2020/12/28 10:16


ポリッシャーの力は偉大です。

黄ばんで、くすんで、古いコーティングのボロボロしたのがビッチリこびり付いていて、ディーラーの「ヘッドライト復活施工」も全く効果が無く工賃だけ取られ、ついにはディーラーに「車検通るかビミョー」とまで言われたヘッドライトが、ピカピカに復活しました。

新車同様、とは言い過ぎかもしれないけど。

微妙な高さなので腰が辛いです。

ヘッドライト完全復活

ヘッドライト完全復活

ヘッドライト完全復活

まず、ヘッドライトを綺麗に水洗いしたら、ヘッドライトの周りをマスキングテープで二重~三重に重ね張りして保護します。 1枚だと研磨中に穴が空きます。 空きました。

次に、度胸を決めて、削りを入れます。
汚く貼り付いていたコーティングを削り落とさないといけないので、水をたっぷり付けた1000番の耐水ペーパーでヘッドライト全体を撫でます。 これが怖いほどよく削れるので、気が付いたらなだらかな表面に・・・割とすぐに終わります。 そこから1500番、2000番と耐水ペーパーの番数を上げて徐々に傷を消していきます。

この時点でヘッドライトはまだ真っ白くくすんでいるので、続いてポリッシャーの出番。 ウールバフを付けて、ソフト99の3000番コンパウンドを垂らします。 そして研磨。 最低回転数(6000回転/分)で十分です。 速すぎるとコンパウンドを撒き散らします。 回転が止まらない程度に当てる感じです。
しばらく続けると表面は滑らかですが、まだく白くすんでいる感じ。

ヘッドライト3000番で研磨

3000番で磨いてコレ(↑)なので、やっちまった感がすごいしますが、大丈夫。

別のウールバフに付け替えて、今度はウィルソンの10000番のコンパウンドで研磨。 これ色んなものに使えるコンパウンドで、昔から愛用しています。 これでようやくホッとできるくらい透明になりますが、光に当ててよーく見ると、まだ小傷が残っています。

スポンジバフに付け替えて、改めて10000番コンパウンドでキュキュッと研磨。
これで小傷もなくなり鏡面化します。

鏡面仕上げの後は、ワコーズのハードコート剤で保護し、季節が季節なのでヒートガンで熱くなりすぎない程度に離して暖めて乾燥。 下向きライトなのに上方にも拡散して対向車に多大な迷惑を掛けていたライトが、本当に下しか照らさなくなりました。

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片方で1時間かかっています。 慣れたので次からは30分くらいでできそうですが、それでもポリッシャーがなかったら、もっと時間がかかっているどころか、そもそも綺麗に仕上がらなかった可能性も・・・3000番の施工後でも白くくすんでいた時は本当にバクバクものでした。

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それと、ポリッシャー(サンダー)を使ってみてわかりました。 確かにうるさい。
若干ご近所に気を遣う。 いや元々気を遣う距離にはご近所居なかったのだけど、ウチの前にベルリンの壁みたいな家が建ってしまって、まあ建築業らしくて深夜だろうが明け方だろうが騒音を出しとるし、一方的に気を遣う意味もないのだが。

だけど6000回転/分は、こういう用途には丁度良いことが判りました。
これはダブルアクションのせいもあるけど、これ以上回転を下げると、多分ポリッシャーとしての機能がダメになる。 ちゃんと考えられてるから製品化してるんですよね。

なので、回転数幅を拡げるのはペンディング。
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殺菌タイマー製作2020/05/06 18:46


GW中は家で過ごすという体裁が折角できましたので、
先日からやっている殺菌灯作りは、結局タイマーまで自作しました。

せっかくGWなので、動画まで作ってみたり。

殺菌用タイマー製作

最初の既製品タイマーでも良いかと思ってましたが、いかんせん使い難い。 ONタイマーという余計な機能が付いていたり(よく間違える)、今通電しているのか判りにくかったり、液晶表示が見にくかったりしたので、最近ご無沙汰していた電子工作のリハビリがてら、タイマーを自作しました。

殺菌用タイマー製作

左4桁が分秒設定。
中央の「---」は殺菌灯の状態でOFF時は「---」、点灯時はグルグル回ります。
右3桁がタイマーのカウントダウン(秒)。

プリセットは、1秒(0:01)~599秒(9:59)まで自由に設定できます。

なんせ太陽光の1,600倍もの殺菌効果がある代物です。
このサイズの殺菌ボックスなら通常の菌は2分、さすがに10分もあれば完全に殺菌できるだろうという判断ですが、PICなので最長1時間とかやろうと思えば簡単に改造できます。(室内で蓋をあけたまま点灯して室内殺菌に使ったり)

殺菌を始める時は、安全のため、開始ボタンを長押しします。

殺菌用タイマー製作

電源制御は、秋月電子のソリッドステートリレーを使用しています。
タッパーに入れていて見た目は最悪ですが、背面に隠してるので気にしなーい。

なんだかんだ、紙マスク50枚入りも、本日偶然手に入れましたし、コロナも下火になってくれば良いなあと思ってはいますが、まだまだ続きそうです。
コロナ騒動が終わっても、靴を殺菌したりとか色々使えると思いますし。
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殺菌ボックス作り2020/05/03 18:41


折角のGWですが、こんな事態なので、
先日ダンボールで仮作成した殺菌ボックスを、ちゃんと作りました。

43Lのコンテナボックス(#45)を使ったのですが
思っていた以上にガチのものが出来上がりました。

殺菌庫を作成

開けると中はこんな感じ。
底から天井まで、ビッカビカです。

殺菌庫を作成

殺菌灯自体はボックスの側面に設置しました。

最初は蓋に付けようかと思ってましたが、頻繁に開け閉めすることを考えると無駄に重かったり、開け閉めの際に殺菌灯が割れる恐れもあるので。

自作殺菌ボックス

殺菌灯から50cmくらいまでが殺菌効果が強いようで、43Lのコンテナボックスは丁度良い大きさと言えます。 これだけ大きいと大概のものが同時に殺菌できます。

自作殺菌ボックス

あまりに光が強いので、デジカメの絞りが凄いです。
絞られすぎて、むしろ暗く感じるくらい。

自作殺菌ボックス

早速マスクを入れて殺菌してみましたが、問題なく底まで届いているようで、同じ2分間でも殺菌後の独特の臭いが・・・。

次はタイマーでも自作しようか。
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殺菌灯を作る?2020/04/30 23:00


コロナウィルス大変ですね。
どこに菌がいるかなんて正直見えないだけに神経質になります。
UVライト(375nm)トイレの便器などにあててみるとわかるのですが、磨いて綺麗になったように見えても、必ず洗い残しがあります。

アルコール次亜塩素酸水で除菌するのが流行りましたけど、マスク同様に高額販売されています。 一方で人体には有害ですが、安価な除菌液として次亜塩素酸ナトリウムもあり、実際これも強力に除菌できて頑固な汚れも落とせるので個人的にはよく使ってますけど、先にも書いたとおり有害です。

で、貧乏性の私が気になったのが、何も消耗せずにずっと使える殺菌灯です。実際、最近は殺菌灯が注目されていて、お手軽な殺菌灯製品が売られるようになりましたけど、これ洒落にならないくらキケンな代物なので、お手軽なはずがないんですよ。 実際どれも怪しげな中国ショップばかりだし、本当に殺菌効果のある波長(253.7nm)を出しているのか正直怪しい。まあ逆に中国だからこそ、殺菌灯すらお手軽感覚で扱ってる可能性もありますけど――殺菌灯の光を受けたら普通に失明したり大火傷します。

しかもオゾンを発生させて空間除菌すると書かれているものがやたらと目立つ。 使用後の室内は人体にも危険な4ppmくらいまで濃度が上がり、最低30分以上の換気が必要になります。 空間除菌の効果は高いかもしれませんが、面倒すぎて要りません。
200nm以下の波長が出ていると酸素をオゾンに変えますが、幸い国内産の殺菌灯は200~300nmだけを透過する特殊なガラスを使用しているため、余計なオゾンやイオンを作らないのです。素晴らしい。

ということで、三菱の10W蛍光灯器具と、東芝のGL10殺菌灯を調達。
作るというより、今回は既製品の組み合わせです。

殺菌灯を作る

時間ができたら、改めてちゃんとした箱を作りますが、取り急ぎマスクや小物類を除菌したいので、配送されてきたダンボール箱を再利用。 余っていたアルミテープで反射板を加工。箱内にもペタペタ。

殺菌灯を作る

殺菌灯は本当に危険なので、安全性重視で、電源は2重管理です。
主電源SWに自動OFFタイマー、副電源SWに100均のスイッチタップ。
使うときも、念の為にガラス製の眼鏡を装着します。

殺菌灯の資料で確認すると、距離などにも寄りますが、これだけ狭い庫内なら、だいたい120秒くらい当てると大凡の菌はほぼ100%死滅するらしいので、1回あたり2分で自動OFFになるようタイマーを使っています。

以下は点灯した庫内の様子。
外には一切光は漏れていません。

殺菌灯を作る

紫外線を浴びせたあとの、除菌したものの臭いが独特です。
なんか宇宙ものの映画とかアニメとかゲームで見たことがある色調ですね。

殺菌灯を作る

とりあえず、これでマスクの除菌は安泰です。
まあ、紫外線を当てすぎると劣化も半端ないかもしれませんけど。

水(プロテインスキマー?)とか、いろんなものを殺菌してみたい。
レジン固めたりとかにも使えるかな?
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