ディスクシステムのゴムベルトを自作2013/10/28 00:25


昨日、押入れから久々に出てきたファミコンに電源を入れたら、ディスクシステムも気になってしまったので、ダメになっていたゴムベルトを直してみることにしました。

実は、かなりの昔にゴムベルトの自作に一度チャレンジしたことがあるんです。 誰もが考える輪ゴムセロテープも当然試しましたが全然ダメ。 ゴムなのに伸びないというか、ゴムベルトの特性があまりにも奇妙で、これの代替にできる「入手が容易な材料」なんてあるのかと・・・当時はネットにも自作の情報は皆無でしたし、やはり純正ゴムじゃないとダメなのかと半ば諦めていたのですが――。

時代の流れは非情ですが、良い面もあるんですよね。
ゴムベルトを自作された方がついに現れました。 どなたが先人なのかは判りませんが、私はとりあえず以下のサイトを参考にさせて頂きました。

▼あんまんがのおうち-S : ファミコン復活修理(ディスクシステム編)
http://anma.sblo.jp/article/33981334.html

材料は非常に安価で、どこのホームセンターでも売られているビニールテープです。 なぜ思いつかなかったのか・・・確かに純正ゴムベルトと非情に似ています。 発見者は頭イイです。

ディスクシステムのゴムベルトを自作

もともと持っていたビニールテープがあるので、これを使います。

1本は24cmで、もう1本は24.2cmくらいでカットし、互いに12cmくらいズラしたところで張り合わせ、残りの粘着部分を輪っか状にして張り合わせます。 ちなみに2mmほど多めに切ったテープを外側にします。 輪っかが出来上がったら、ハサミなどで3mm以下の幅で綺麗に切断します。 以下のような輪っかができるはずです。
ディスクシステムのゴムベルトを自作

輪っかが出来上がったら、早速ディスクシステム本体を解体します。 ちなみにかなりのところまで(回転軸の取り外しまで)解体しないとゴムベルトの交換はできないので、若干面倒ですけど難しくはないので、外した部品を無くさないよう注意すれば問題ありません。

ということで、交換してみました。

ディスクシステムのゴムベルトを自作

指でモーターやベルト自身を動かしてみると、見事に回転軸に動力が伝達されました。 これはイイ! イケるのか!? 早速メトロイドを挿入!!

ディスクシステムのゴムベルトを自作

キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!

ディスクシステムのゴムベルトを自作

懐かしすぎる・・・涙が出ます(;_;)
ちょっと遊んじゃおうかな。

ディスクシステムのゴムベルトを自作

B面を入れて下さい、とのことなので、ディスクを裏返す。

ディスクシステムのゴムベルトを自作

!(゚△゚;)
「ERR 27」
何度やってもダメ。

回転軸の位置調整は問題ないはずだし、まさかと思って、持っているディスクカードを片っ端から調べたら、4割は無事でしたが、6割はディスクエラー・・・エラーの内容も23だの21だの様々。 ちなみにメトロイドのように片面が無事で、片面がエラーというのが多い。 一番やりたかったリンクの冒険もそう(泣)

たぶんディスクカード自体は問題じゃない。 ディスクカードに記録されているデータが経年で薄れたか(?)、もしくは磁気か何かの影響で消えたかしたのでしょう。 なんたって保存状態も良いとは言えず、放置されて15年近く経ってますからね・・・。

ディスクシステムがタダ同然で簡単に復活したのは嬉しいことですが、ディスクカードがこれでは、ややがっかりです。 仮想ディスクドライブの実例もそこそこありますし、マイコンで仮想ドライブでも今度作ってみましょうかね。
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