派遣2009/11/17 02:13

相変わらず不景気で、派遣切りの現状も厳しいようですが――。
派遣という言葉を聞くたびに、過去の苦い思い出が蘇ります。

7年も前ですが、4重派遣された時は本気で参りました。
いい加減忘れても良さそうなものですが、
多重派遣は私のトラウマのベスト5に入る出来事でしたので・・・。

私が得意としていた某DBシステムの開発要員として依頼を受けた仕事でしたが、派遣先に行った途端、わけのわからんCD-Rを何枚も渡された後その会社の担当者とすぐに外に出て次の会社の面接へ。面接が終わるとその担当者は帰って(その人とはそれっきり)、新しい会社の担当者とまたすぐに出て次の面接へ――。人売りされるたびに名刺も立場も変わって(名刺は全部で5種類)、最終的に勤務先も想像すらしてなかった場所に。

なにより酷いのは、仕事の内容が最初聞いたものとは似ても似つかなかったこと。どちらかというとマーケティングの分野。まだ実現性の調査も済んでいない存在すらしないものの提案営業。それならそうと最初から言って欲しかったが、恐らく最終的に私に依頼してくれた社長さんも知らなかったのだと思われ――要するに開発でもなんでもないし、最後まで一致していたのはプロジェクトに関わるDBの製品名だけだったということ。(実際はそれさえも使わない)

周りは全員コンサルのプロでマーケティング前提でプロジェクトに入ってるから余計なことは言わないし(暗黙の了解事)、一方、私は事前説明もなく完全に開発脳の状態でプロジェクトに投入されていたからPMの目的がさっぱり理解できず思考回路がズレまくるのは当然なわけで、一人開発者という観点だけでなく、知能指数や経験値の違いからも、まさに雑魚の魚交じり。

それ以来、派遣にはものすごく神経質になってます。