大型デジタル時計制作中 ― 2010/12/25 21:59
今まで、あんまり気にしたことなかったけど、
PICに付いている「I2C」という通信規格が便利すぎる。
ハード的にはCANと同じように、たったの2線で芋蔓式に繋げられる簡易さ。
もっとも差動式と違ってノイズその他に弱いので長距離通信には向かないけど
それなりに高速な通信もできる。
I2Cの基本構成は、マスター1台に、スレーブ複数台。
自作デジタルタコメータで私が作った自作シリアル通信も同じ構成。
(マスター1つ(CAN受信機)と、スレーブ4つ(表示器)構成)
あー。 デジタルタコメータ作ってる時に、I2Cの存在に気付いていれば・・・。
――と思ったけど、これ、マスターはソフトでも実現できるけど
スレーブはハードウェアが対応してないと使えない。
つまり、表示器に使っていたPIC16F628では使えなかったんですな。
それに、速いと言っても、私が作ったシリアル通信ほどではなくて、
タコメータの高速動作には追いつかないかも・・・ふむむむ。
それはそれとして、現在大型デジタル時計(縦15cm、横幅30cmほど)を自作中だったりします。 下の写真は片隅に年月日を表示する目的で作った10桁7seg表示器。
全然使ってなかったPIC16F877がI2Cスレーブに対応していたので、
さっそく利用しました。 電源2本+I2C通信線2本の4本だけ。 こりゃいい。
40pinのICソケットが基板に入らなくて、禁断のPIC直付けやっとりますw
上の写真は、「1234567890」から高速カウントアップしている様子。
この表示器がやっているのは、I2Cスレーブで受信したビット通りに各LEDを光らせているだけ。数値を送信しているわけではありません。つまり7segの点灯を「数値」のように組み立てているのはI2Cマスターがやってる仕事。
その気になれば、文字表示やゲームとかにも使えちゃう便利基板。
難点は、死ぬほど配線が面倒くさい。 基板の裏は見ない方がいいです・・・。
今年の年末年始は、仕事のリリースサポートでやや外出を控えた方が良さそうな状況なので、できれば年内の休み中には作りたいなーとは思ってるけど、電子工作はもとより、「電子じゃない部分」の工作なんか特に簡単にできるもんでもないし(^_^;
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