初めての草津温泉 ― 2019/05/04 23:36
初めて行ってきました。 草津温泉。
と、その前に、まずは軽井沢方面から浅間山の鬼押出し、万座温泉を経由して、今回個人的にメインイベントのつもりだった白根山へ。
白根山に何があるかというと、湯釜です。
噴火口がエメラルドグリーンの水面で覆われた神秘的な場所です。
ただこちら、チョー活火山でして、事前に気象庁のサイトで調べた限り、
でした――というか今もそう表示されてます。
ところが本日、1km圏内に入った途端、以下の紙が渡されました。
警戒レベル2。
噴火する可能性があるので見学はおろか、1km圏内の道路では車を止めるな、ということです。 高い有料道路を通ってわざわざ来たというのに、そりゃないよ、という気分ですが、危険というならまあ仕方ないです・・・・・・ただですね。これホント危険で大事なことなので、現在の警戒レベルをネットで周知できる仕組みにすべきです。
せっかく行って、見れたのが噴火口の横姿のみ。
車が結構通ってましたけど、みんな警戒レベル1と思って来てると思うんです。
仕方ないので、不完全燃焼のまま素通りして草津温泉へ。
もう昼近かったので、まずは腹ごしらえ。
事前に店もメニューも決めていて、駐車場からも最も近い大野屋さんへ。
昼前だったので少しの待ちで入れましたが、昼過ぎは行列が出来てました。
事前に決めていたかつ丼+ざるそばのセット。
ソースカツが売りのようですけど、私が好きなのはかつ丼。
注文後、恐らく御飯が無くなって追加で炊いていたのか、出てくるのがだいぶ遅かったのですが、美味しかったです。
その後、草津の名物湯畑へ行ったところ、急に雷雨と雹に見舞われまして。
しばらく雨宿りしていたのですが、この雷雨+雹は、そのまま南下して飯能や東京まで行ったのか、帰宅後に雹が降ったというニュースばかりやってました。
とりあえず雨も収まってきたので、観光再開。
下は草津温泉の観光大使「ゆもみちゃん」永遠の22歳。のマンホール。
友人は「草津観光」が目的ですが、私は「源泉巡り」が目的。
まずは基本から。 白旗源泉。 ボコボコとお湯が湧いてます。
900年前に源頼朝が発見したとされている湯です。
こちらの源泉が使用されている白旗の湯は、もともと地元民のための湯であることと、そもそも小さな温泉に加えてGWという時期が時期ですので、いっぱいでパス。
下は、チョロチョロと可愛く出続けていますが、わたの湯。 立派な源泉です。
いや立派どころか、肌触りの柔らかい大変素晴らしいお湯で、この源泉が使用されている温泉も数少なく、かなり貴重です。
そして本命の湯畑源泉。
55℃の熱いお湯が、毎分4,000L以上沸いてます。
とんでもない量の高温のお湯が、ドバーっとすごい勢いで出続けてます。
上は雨が降った直後だったので湯気がいい感じに出ています。
完全に晴れたあとで再び来たら、全然湯気が出ていませんでした・・・。
帰り際に、さっきまで居なかった令和大魔神(?)が居ました。
一体何のキャラクターでしょうか・・・?
で、今回入浴した温泉は、西の河原露天風呂。
こちら、源泉がちょっとややこしいのですが、西の河原公園の大小50カ所近くで湧いている源泉は西の河原源泉で、西の河原露天風呂に注がれているのは熱湯かつ強酸性で有名な万代鉱源泉です。 万代鉱源泉はちょっと離れた場所にあるので見に行く事はできませんでしたが。
お湯を楽しむということに徹底した温泉なので洗い場はありませんが、湯畑源泉をも超える、毎分6,000L以上が湧き出す豊富な湯量の万代鉱源泉らしく、広大な風呂に贅沢な掛け流しです。
ただこちら、塀の高さが足りず、遊歩道から男湯が丸見えなんですけど・・・・。
遊歩道を歩いていたお姉さんが、私のちんちんをめっちゃ見てました。
まあ、それはそれとして、さすが良い温泉です。
出た後はサラサラスベスベ、長いことホカホカし続けていました。
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友人達と行ったので、全ての源泉を見て回ることはできませんでしたが、
あと二つ源泉があります。
共同浴場 「地蔵の湯」 に使われている地蔵源泉。
そして大滝乃湯で使われている、草津温泉でも貴重な煮川源泉。
これらは次の目標にします。
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草津の定番、温泉饅頭。
まあ、複数の店で饅頭を売っているのに、饅頭に統一性が見られないのが残念というか、温泉饅頭はどこの温泉地にもありますし、発祥に至っては渋川伊香保の勝月堂ですし(と言われています)。
とりあえず事前リサーチで、草津で最も美味しいと評されている松むらをチョイス。
今まで食べたことの無いフワフワの饅頭です。確かに美味い。
あと、店の看板娘というか萌えがあったので貰っておきました。
すっかりオタク系とか萌えとか疎遠になってしまって(と言っても元々オタクではありませんけど)、残念ながらまるで詳しくないのですが、ディスティニーチャイルドとかいうものと草津温泉がコラボしている最中のようです。 萌えのスタンプラリーもあちこちに見られ、子供から大人まで捺してました。
草津温泉。
確かに三大温泉の一つと謳われ、人気があるだけのことはあります。
他の温泉とは一線を画するものがありました。
また行きたいです。
遠いのと、駐車場や交通状況がアレですけど。
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西方の湯 ― 2018/08/01 23:40
新潟県胎内市の海沿い。
巨大な風力発電機が何基も立っている海水浴場の傍に
こんな巨大な銅像が立っている。
この横に、この銅像と関連のある 「西方の湯」 という大型施設があります。
名前のとおり、温泉です。
こちら。 温泉好きなら一度は行くべきと言われている、日本一クセのある温泉として有名らしく、聞けばお湯が真っ黒で尋常じゃないほどクサイなど言われている。
ただ、その黒い源泉を引くことができなくなり、現在は別のもっと薄いお湯が引かれているとか・・・なので、私が入ったお湯は高濃度塩分の茶褐色で、軽く機械油のような臭いはしますが、その程度でした。 泉質はヌルツルスベスベで抜群に良かったです。 温泉としてはすごくオススメの部類です。
世間を賑わせたタールのような真っ黒でクサイお湯に入れないのは非常に残念ですが・・・。
屋内温泉の外に池が見えると思ったら、池と一緒に露天風呂がありました。
湧き出たばかりの源泉のそばにいたせいで「あっつ!」と叫ぶほど熱かったです。
超贅沢です。
で、この施設の凄いところは温泉だけにあらず。
施設そのものがクセだらけ。
写真のとおり、施設はものすごく大型で広く、全盛期は大賑わいだったのかもしれませんが、今は温泉以外なにも使用されていないため、まあ無駄な電気代はかけたく無いのは当然ですよね。 だから照明が全く点いてなくて不気味なほど暗かったり、エアコンは一切使用されていないので、外と変わらないくらい暑い。
平成11年にオープンしたとは思えないほど昭和初期に建てられた建造物のような状態だったり、使われていない部屋はもう普通に廃墟のような有様だったり。
宗教に纏わるのか、入口から奥まで、至るところにオカルトグッズ(?)が置かれていて独特の雰囲気が出ていたり。
色々と変わってはいますが、また行きたいと思わせる魅力があるのは確かです。
この近くに寄ることがあれば、是非リピートしたい温泉です。
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あしがくぼの氷柱 ― 2017/02/05 00:29
日々のストレス発散で、プチ観光。
本当は埼玉県秩父市大滝で有名な三十槌の氷柱を見に行くつもりで家を出たのですが、国道299号を秩父方面に向かって走っていたら、正丸トンネルを抜けたあたりから、今まで見たことのない看板が・・・。
あしがくぼの氷柱
これから大滝の氷柱を見に行こうとした矢先の、あしがくぼの氷柱。
聞いたことがないので、場所も知らなければ、どんな場所なのかも知らない。
とりあえず興味は湧いたのですが、場所を知らないので、とりあえずいつも立ち寄る、道の駅あしがくぼで情報を集めようとしたら、なんと、そこでした場所。
道の駅から徒歩10分くらいとのことで、家族と行ってみました。
入場料は一人200円。
西武秩父線の、低い高架下を潜ると、いきなり目の前に広がりました。
そそり立つ、ぶっとい氷の柱たち。 期待以上の光景。
こんな景色、見たことがありません。
お天気検定の依田さん、ぜひぜひここにも来て下さい。
2/6以降はライトアップもされるらしいです。
一番上まで登ると、甘酒か紅茶がもらえます。
で、西武秩父線の線路脇なので、絶好の撮影スポットでもあります。
別に撮り鉄ではありませんが、氷柱とのコラボで撮影しようとしたら、偶然写ってしまいました。 まだまだ現役でしたよ。 あの花のめんま達が!
氷柱も堪能して、気分が良いところで道の駅に戻った頃は、丁度昼どき。
何度も立ち寄っている道の駅なのに、食堂は一度も利用したことがなかったので、試しに入ってみました。 なんと秩父名物のわらじかつがここでも食えるらしい。 こりゃ楽しみだけど、自分かつ丼じゃなくてカツカレーの方が好きなので、そっち頼んだんですよ、大盛りで。
わらじかつが乗った大盛カレーを期待するじゃないですかフツー。
まあ勝手な思い込みなんでしょうけど。
なにこれ、並盛?
しかも、かつ、しょぼっ!
崩れてるし。これは流石に期待外れ。
家族が注文した豚みそ丼も、写真よりなんかショボくて、ちょいガックリ。
こういう流れ作業的なところで期待する方が間違ってるのかもしれませんが・・・。
腹もあんまり満たせず、ただ大滝の三十槌の氷柱は今日はもういいかなと思ったので帰路に。 ただ、あしがくぼ道の駅で飯能に引き返すなんて初めてのことなので、ただ帰るのもつまらんので峠道に入ってみたら、まさかの雪だらけw
冬タイヤ履いてなかったら絶対にヤバイ道路です。
改めて冬タイヤの偉大さを体感しました。
てゆーか、正丸のあたりから秩父方面にかけて雪が降ってたんですな。
走行中、チャリを降りてもたもたと転がしてるロード乗りと何度かすれ違ったのですが、雪がほとんどない飯能方面から登ってきたから、まさかこんな二輪には辛い状態になってるとは思わなかったんでしょうな。 彼らは無事に帰れたんだろうか・・・?
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沖縄へ、初めてだらけの旅 ― 2016/07/28 01:02
あくまでも仕事ですが・・・。
初めて沖縄へ行ってきました。
というか、ン十年の人生で、実は飛行機に乗るのも初めて。
航空券予約システムとか作ってる割に、空港に行ったことすらない人間です。
なぜかスターウォーズの飛行機が。
飛行機内もスターウォーズのテーマ曲が流れてました。
高いところがダメなので、ヘリのようなヤバい乗り物は絶対ムリなんですが、飛行機は密閉空間になっているおかげか、乗ってみたら、それほどでもありませんでした。
ただ、狭すぎ。
新幹線くらいの気持ちで乗ったら、あまりの狭さに息苦しくてヤバかったです。
エコノミー、あと5cm前後を空けて貰えないでしょうか・・・。
エンジンの真ん前の席だったので、そこそこの迫力。
外の風景より、ターボエンジンにばっかり目が行ってしまう。
飛んでしまえば、東京から沖縄は2時間程度で着いてしまう驚異の速さなんですが、やっぱり「家から空港まで」、「空港での待ち時間」、「出発時刻から離陸までの時間」を合わせると片道6時間半はかかってしまう。 それだけで一日仕事ですな・・・。
もう沖縄は目の前です。
こうして見ると、雲って意外と低い位置を浮いてるんだなと・・・。
で、那覇空港に着いて、大急ぎで現地の人と合流して仕事へ。
予定の5分前に到着、マジでギリギリでした・・・。
ここで新発見。 沖縄はアロハがスーツなんですな。
自分は真面目にスラックスですが、現地の皆さんはアロハ。
やっぱり沖縄、日差しが強い。 東京とは気温が違います。
あんまりジメッとしてないので嫌な暑さではないですけど、
数十秒で、顔と腕が焼ける日差し。
仕事が終わったら、レンタカーを借りて、宿のある沖縄県恩納村へ。
24時間で\5,000(楽天ポイント10倍で事実上\4,500)という超格安レンタカーをたまたま予約できたので、まあボロくてもいいやくらいの気持ちでしたが、全然・・・ ピカピカの綺麗なFITでした。
なんで、このあんまり距離も走ってない車がポイント10倍の\5,000?と思いましたが、TVなし、Bluetoothなしで、聞けるのは精々ラジオ、これが理由でしょうか?
あとナビコンもやや使い難い。 ETCと連動してないし。 まあ全然問題ありません。
宿に着いたのは、もう夕方の6時過ぎ。
それから1時間半くらい仕事をやって、ようやく終わり。
夜8時に近いというのに、この夕陽。
――ちなみにこの風景、私の部屋のベランダからです。
私、山がある田舎の人間なもので、海って超珍しいんです。
宿は、浜辺まで僅か10mのオーシャンビュー。 海側に面した浴室があるので、風呂に入りながら広大な海を眺めたり、浜辺の波の音を聞きながら寝たりできる贅沢。
もっとも、夜も暑いので、夜中は閉めてエアコンなんですけど・・・。
せっかくなので、事前に目星を付けていた店で夕飯。
一人で外食は、正直苦手なんですが・・・。
海鮮料理 浜の家さん。
ロブスターが食べたかったのですが、ウニがダメなので海鮮丼。
美味しかったです。 なかなかのボリュームで、おなか一杯。
で、海ぶどうが3本、初めて食べましたが、食感は面白いですけど・・・んん?
リベンジのため、お土産で海ぶどう買ってきましたが、ドレッシング必須ですな。
宿に戻って、次の日の支度をして、寝て――――朝。
なんと清々しい海の色でしょう。 明け方は、気温も快適です。
早速、目の前の浜辺へ。
水の透明度が半端ない。
こんな透き通った海の水は初めて見ました。
波で行ったり来たりしてる昆布もよく見えますが・・・。
波が動くと、綺麗なシャラシャラという音が聞こえます。サンゴや貝殻がたくさんあって波で動いてぶつかってるようです。 白い砂浜はサンゴが砕けたものでしょうか。
浜辺で撮影に没頭していると、地元の方が声をかけてくださり、「昨日の夜にふ化したばかりのウミガメがいるよ」と。
お、泳いでる! かわいい! ぎこちない泳ぎがまたいい!
小さいウミガメが5匹、水のなかを泳いでます。 ウミガメ初めて見ました!
小さいけど、生まれたばかりにしてはデカイ。
いずれ、人間よりビッグになるんですな。
朝っぱらから想定外すぎるサプライズで気分上々です。
で、恩納村に来たのはこれが目的。
青の洞窟をスノーケルです。
初のウェットスーツ。
山ほど撮影しましたけど、海の中の撮影って難しいですな。
確かに青いです。
魚もたくさんいました。
餌付け用のお麩。 綺麗な魚がわらわら寄ってきて、むしっていきます。
写真で見るとあまり深そうには見えませんけど、そこそこ深いです。
底まで潜ってるダイバーがちょっと羨ましかったり・・・。
あっという間の2時間でした。 超楽しかったです。
準備から解散まで含めて2時間なので海は1時間程ですけど。
まだ午前10時。
次の目的地は、すぐ近くのおんなの駅。
品揃えはかなり豊富です。 ちんすこうも色んな種類があります。
オススメはやっぱりマンゴーとスナックパイン。 ガラス工芸品も良いです。
実は子供の頃に食べたマンゴーが死ぬほどマズくて大嫌いだったのですが
家族用に買ってきて試しに食べてみたら、こんなに美味いもんなのかと驚愕。
安くはないですけど、好物に変わりました。
スナックパインも糖分たっぷりでジューシー。
舌がかなり痛くなりますけどw
ところで、特に意識はしてないですよね。
おんなの駅。 マンゴー。 ちんすこう。
買った土産物は宅急便で送って、恩納村を後にしました。
帰りの飛行機の時間調整も兼ねて、那覇空港に最も近い美らSUNビーチへ。
ここで水着を着て、少し海で泳ぐのですが、白く濁ってるんですよね。
しかも浅い・・・。
青の洞窟でスノーケルやったあとに来ると、ちょっとガッカリします。
ここで、予定の時間まで日向ぼっこして、散歩して。
海パンTシャツで日向ぼっこしたせいで、次の日、足が大変でしたけど・・・。
時間になって、レンタカーを返して帰りの飛行機へ。
初空港、初飛行機、人生で最も高いところへ、最も南へ、最も西へ、初沖縄、初オーシャンビュー、初ウミガメ、初スノーケル、初青の洞窟、初海ぶどう、初沖縄マンゴー、初スナックパイン、初ちんすこう、初初初・・・。
初めてのことだらけで、とても楽しかった旅になりました(^^)
――次の日。
最後に寄った美らSUNビーチから僅か2~3kmしか離れてない美々ビーチいとまんで落雷事故が起きました。 事故に遭われた方は、早く回復されることを祈ります。
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昭和レトロを満喫 ― 2016/05/01 15:19
ここ1~2年ほど休みらしい休みも取れず、今年のGWは久々に長期連休が取れそうだったので、ちょっと濃いめの昭和レトロと和を感じる温泉旅行に行ってきました。
本当は家族で一泊旅行に行ければ良いのですが、うちには猫がいるもんで日帰り。
ペットホテルを利用するとか、猫も一緒に連れていければ良いのですが、なんたってゲージに入れると、ものすごい大声で、不安そうに鳴きまくるので。
(ゲージイン=動物病院に連れて行かれて一泊させられるトラウマ)
4月30日。 朝7時前くらいに家を出発したのですが、圏央道も関越道も、ほぼ渋滞なくスムーズに走って、朝8時半前には最初の目的地である渋川伊香保に到着。
渋川伊香保は、以前一度だけ来たことがあるのですが、その時は石段の途中からだったし、ゆっくり見て回る余裕もなく、大混雑した汚い温泉に短時間だけ浸かって帰るという悲惨な一日だったので、改めて来ました。
数が少ない市営駐車場が塞がってたらどうしようかなーとか思ってましたが、石段下真正面の市営駐車場が普通に空いていたので、普通に駐めて出発。 幸先が良い。
まだ、GWには少し早いからか、それとも8時半だからか、人が少ない。
家族も私も、混雑してるところは大嫌いなので、これはいい。
さっそく黄金の湯がお出迎え。 上の写真は来たばかりの時、下の写真は1時間半後に降りてきた時に撮った写真。 ご当地キャラの「いしだんくん」が現れました。
朝8時半の石段街の店は、まだすべて閉まってます。
まずは最初の目的地は、てっぺんの伊香保神社。
家族の足のペースに合わせて、休みながらゆっくりと登るので、景色をじっくり楽しめます。 店や路地を見ながら、帰りにここに寄って行こうとか。
それと、伊香保といえば廃墟も多い。
繕った昭和などではなく、生の昭和時代の建物が廃墟となり、そのまま手付かず放置され至るところに残っているのです。 そこからノスタルジーを感じることができるのも、この街の良いところです。
さて、まだ時間的に、観光客も増える前なので、完全にマイペースです。
で、スムーズに伊香保神社に到着。
前回は、せっかく目の前を通ったのに、ここにすら寄らなかったので、
手水舎で手と口を洗って、お参り。
神社の裏手に回ると、最奥の伊香保温泉露天風呂へと繋がる道があります。
そこは前回行ったので、今回は行きません。
今度は階段を降りはじめます。
石段街の店もちょうど開店して、賑わいはじめました。
色々な店を見て回るのですが、まずは勿論、勝月堂の湯乃花饅頭。
帰って食べる分と、ご近所様の分と、バラで食べ歩く分を購入。
熱い皮が指に貼り付くけど、アツアツが美味しい。
最初の温泉は、この足湯。 岸権旅館さんの辰の湯。
無料で利用できる、黄金の湯掛け流しの贅沢な足湯です。
実は、当日ここを通るまでは存在すら知らなかった足湯です。 登りの時はまだガードされてて利用できなかった気がするのですが、降りてきたら利用できるようになっていたので、入らせていただきました。 数分足を温めるだけで全身がホカホカしてきます。 タオルが少し黄色くなりました。 これも伊香保温泉の醍醐味ですな。
上からの眺めも良いです。
食べ歩き第二弾。
玉こんにゃく。
いや、これは歩いてないです。 足湯で暖まった体に、気持ちの良い太陽、心地よい涼しい風、下の風景を眺めながら、ゆっくり食べました。
で、最後は当然温泉なのですが、実は、ここに来るまでどの温泉に行こうか最後まで決まらなかったのです。 何故かというと、利用時間が合わない。 今は朝10時なのですが、どの日帰り温泉も11時から利用可能とか。
石段下の休憩所で色々調べ、最終的に、ここに決めました。
伊香保グランドホテルの黄金の湯館。
他の温泉に比べて料金が安いのと、白銀の湯が無いのと、ネットの口コミを見ると微妙な気もしましたが、朝10時~翌朝9時まで利用できるので時間もピッタリ。 空白時間に掃除等をしているだろうから、朝10時に来れば綺麗な温泉に入れるのではと。
早速行ってみたら、そこそこの広さの2槽の内湯と、若干こぢんまりしてるけど屋根のない露天があり、なんと客が4人くらいしかいなくて、手足を広げてのびのびと入れました。 湯温は、私の好きな少し温め。 恐らく40~41℃くらいでしょうか。 黄金の湯にじっくり30分以上入ってきました。(>▽< )
残念なのが2点。
かなりマナーの悪い客がいたこと。 友人同士2人だと思うのですが、大声で騒ぎまくるわ、桶に汲んだ真水をぶっかけ合ってるわ、酷いものでした。 その2人、私より先に温泉に入っていたのですが、後で体を洗っていたので、もしかしたら体を洗わずに入っていたのではないかと。
もう一点は土産屋。 店員さんというよりホテルの人でしょうけど、じっと立っていて、目の前の廊下を歩きにくいのと、土産物を見ていても落ち着かない。 土産自体も在り来たりなものばかりで目を惹くものがない。 地味に残念なところはありますけど、お湯自体は悪くないので、また利用したいです。
温泉街をあとにして、水沢寺の近くにある元祖水沢うどんの田丸屋へ。
まもなく12時という時間で、多くの客が居ましたが、客の回転が早いのか十数分程度で名を呼ばれ、個室のようなVIPな空間に案内されました。
布袋様福膳 胡麻つゆ。
撮影はマナー違反かもしれませんが、これは一つの作品として、撮りたくなる。
特徴的な三角形の笊。 中央が盛り上がっていて一見すると上げ底のようにも見えますが、これは茹で立てのうどんの水切りに最適な形状で、昭和30年代頃から、特別な竹細工職人に作ってもらっているとのこと。
ツルッと瑞々しいのにコシのあるうどんと、うどんによく絡む胡麻だれの相性が良い。塩をつけて食べる山菜・舞茸天ぷらも風味が良いです。 舌もお腹も満足です。
次の目的地は、田丸屋から2kmほど南東に向かった先にある
伊香保おもちゃと人形 自動車博物館。
メインはなんといってもココです。
昭和の商店街をイメージしたコーナー。
昭和時代を思わせる、ありとあらゆる古いものを集めた濃ゆい空間です。
入り口から早速、私の大好きな傘電球。
スマートボールが遊べます。
入れるとオモチャがもらえるらしい。
絵は昭和っぽいけど、ポップ体文字はいただけない。
あと300円は今の相場ですな・・・。
良すぎる。 この空間。
テレビは、外見だけ古くて、中身は液晶テレビっぽい。
長い掃除機とか、うちにあったかも。 下の洗濯機も、昔近所にあった記憶がある。
というか、手回し脱水の洗濯機のオモチャを持ってた。
懐かしすぎて泣けてくる。
上のは、商店街というより、昭和後期まであった秋葉原っぽい感じが。
高架下のパーツ商店街とか、こんな感じのいっぱいあった気がします。
古い看板や、映画のポスターもたくさんあります。
地味に不気味なカルピスの看板とか。 所々おかしいのでレプリカっぽいけど。
なぜか無くて残念なのが、大村崑さんのオロナミンCの看板がなかったこと。
あれは外せないでしょう。
想定外に嬉しかったのが、私が大好きなザ・ドリフターズのプロマイド。
荒井注さんの時代のお宝です。
屋外にも懐かしいものが沢山あるのですが、小池にいた鯉を撮影しようとしたら、近付いてきて、大きく口をパクパク始めました。 申し訳ない、御飯は持ってないのです・・・こんなに人なつこい鯉もいるんですな。
リス園。
100匹くらいリスがいるらしいのですが、1匹しか見られませんでした。
ほかにも色々とじっくり見て回りましたが、
何もかも、内容が濃すぎてキリが無いので次へ。
駒寄PAから関越道に入り、花園へ。
ここで、いつも行っている花園直売所へ行ってきましたが、午後3時近くなので当然期待はしていませんでしたが、案の定、ろくな野菜が残っていなかったので、今回は何も買わずに男衾方面へ。
そして、本日最後の昭和レトロ。
埼玉県ときがわ町にある、玉川温泉へ。
入り口から三輪自動車と傘電球、瓶コーラの自販機、映画の古い看板などがお出迎え――なのですが、これは、来る順番を間違えましたかね・・・伊香保おもちゃと人形 自動車博物館の、あまりにも濃ゆすぎる昭和レトロを満喫した後では、とても薄味に感じる・・・。
ただ温泉は素晴らしい。 天然源泉を30分に1回大量投入する循環掛け流し方式を採っているらしいですが、トロッとした感じと、出たあとのスベスベ感が凄い。 私はちょくちょく近くの道を走っているので、これからは帰りがけに寄ってこようかと思います。
てことで戦利品。
特に興味はなかったので、キューピーは色を塗ってきませんでした。
仕事柄、全国のいろんな工場に出向いて、自動製造機械を見ますけど、キューピー人形ができあがるまでの行程を見ると、ちょっと悲しくなるかも・・・。
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